COLUMN デザインの話
【動画】インテリア選びに困らない!空間のベースカラーを揃える
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こちらの動画をご覧ください↓
動画の文字起こし
山喜建設の専務の布目です。塗装担当の細江です。
布目 今回はですね、無垢ストーリーで使用している塗料「リボス塗料」の第二弾のお話で、色の違いについてお話しさせていただきたいと思います。
インテリアでベースカラーを整える重要性
布目 どうせ注文住宅で家を建てるんだったら素敵なお家って言われたいですよね。そんな気持ちを叶えるために大切なことは「ベースカラーを整える」ということなんです。 ベースカラーとは何かというと、例えば床の色、建具の色、あと壁や天井など建物全体の中で非常に大きな割合を占める部分の色をベースカラーというんですね。
このベースカラーに統一感 があると、とても素敵な部屋になったり、インテリアに何かを置いてもすごく似合ったり、素敵に見えるポイントになるんですね。 フローリングやドア、家具、天井の一部に無垢の木を使いたいとするじゃないですか。皆さん同じ塗料で塗れば全て同じ色になると思っていると思います。ところが同じ色で塗っても色って変わっちゃうんですよ。
木は同じ色ではない、だから塗料を塗っても色は揃わない
布目 まずこちらの木はタモ材という板になります。木の種類でいうと広葉樹というものになりますね。そして次に、こちらパインですけど日本語で言う松の木。こちらは針葉樹になります。パインは若干白くて、少しグレーがかっているというか、色の違いがあるというのが分かっていただけたと思います。 これに今から同じ色の、この茶色の塗料を塗ってみたいと思います。
この弊社で使っているリボスという塗料を今(タモ材に)塗ってます。次パインも同じように塗っていきます。(細江が塗料を塗る) さすが塗装職人!刷毛さばきがプロだと違いますね~ これから拭き取って仕上げていきます。よく見ててくださいね。このように木目がすっきり出たのわかりますね?これがこの塗料の特徴なんですね。はい、じゃあ完全に拭き取ったところで比べてみましょう。いかがですか?こちらはパイン材の方なんですけど、黄色味がかったような茶色に仕上がっています。一方こちらのタモ材の方は、ちょっと濃く入ったところと黒くなっているところがあって、このよう同じ塗料を使っても、木の持つ元々のこの色によって発色が違ってくるということが分かっていただけたと思います。
同じ木でも表面の仕上げ方で色が変わる!?
布目 さらに実はこの木の違いだけじゃなくて、同じ材種でも表面の仕上げの仕方によって発色が違うってこともあるんです。 こちらは両方とも同じ杉材になります。こちらはランバー仕上げですね。ちょっと表面がザラザラした状態になっています。こちらはサンダー仕上げの杉材になるんですが、こちらのサンドペーパーで このザラザラを全部削り取って、ちょっとすべすべになった状態の杉になっています。
これから、このランバー仕上げとサンダー仕上げ、このざらつきによってどんな色の違いが出るかっていうのを試してみたいと思います。 ランバー仕上げに塗装をしています。サンダー仕上げの方も同じように塗っていきます。そして拭き取って仕上げます。はい、このサンダー仕上げとランバー仕上げ、ランバー仕上げのほうが圧倒的に黒く仕上がっています。
このように、同じ材料でも表面のざらつき仕上げによって、塗料の吸い込み方が違う、それが原因でこんなに色の差が出てくるんですね。このように、同じ塗料を使っても色は揃わないということが分かっていただけたと思います。
【解決】木材の色を揃えるための塗料レシピを開発
布目 無垢ストーリーでは、実は色んな材種を使います。その理由は何かというとですね、例えばフローリングには傷がなるべくつきにくい硬い材料を使ったり、建具には反りや曲がりが少ない材料を使ったり、いろんな意味で木の特性を生かした適材適所にあった木材を使うんですね。この同じ色になるために“塗料レシピ"というものを作っています。
細江 こちらが塗料レシピになります。
布目 無垢ストーリーでは、こちらの塗料レシピを使って違う材料、違う仕上げの木材の色を揃えるために、塗料ですね、例えばこちら、黒だったり茶色だったりすると、これを混ぜ合わせて配合量を決めて、例えばこちらのランバー仕上げだったらこの配合、そしてこの色を使うのか、こちらのサンダー仕上げだったらこの色とこの色を混ぜ合わせて使うとかです。そうやってレシピを作って、 家全体の無垢材の色が揃うようにしているんですね。
それでは、実際に無垢ストーリーで使っているレシピを使って、塗料を混ぜ合わせたもので、杉のランバー仕上げと杉のサンダー仕上げ、それぞれのレシピで作った塗料を塗ってみたいと思います。細江くんお願いします。
細江 はい!
布目 まずは 杉のランバー仕上げです。次にサンダー仕上げです。
細江 (塗って拭き取る)
布目 いかがですか?こちらがランバー仕上げ、こちらがサンダー仕上げです。色がほとんど変わりません。 どんな材種であってもどんな仕上げであっても色が揃うようにこの塗料レシピを作っています。
無垢ストーリーの4色の基本カラー
布目 無垢ストーリーでは基本カラーを4色としています。ラテ・キャメル・ショコラ・ビター。この4色を基本カラーとして色々な樹種、色んな表面の仕上げに対応して色を揃えるように、塗料の配合を変えて塗装しています。 この塗料レシピ作るの苦労したよね~
細江 はい、苦労しました。
布目 ほんと長い時間をかけて何度も何度もチャレンジして塗料レシピを作ったんです。その苦労の甲斐もあって無垢ストーリーの家はフローリングや建具、そして家具、棚板一枚に至るまで、この基本カラーで色を揃えることができるようになったんです。 このベースカラーが揃った家を皆さんにぜひご覧いただきたいなぁと思っているのですが、まずは弊社のインスタグラムを見て、さらに実際の目で見てみたいな~と思われる方には、お近くのモデルハウスまでお越しいただければ直に見ていただくことができます。 もっと知りたいという方には、実際住んでいるオーナー様の住まいを見学することができます。
オーナー様の家を見て納得 インテリアがすっきり見える!?
実際、オーナー様の家に行っていただくと分かるのですが、色々な色のものが、この生活の中に入り混じっています。ベースカラーが揃っていると、色々な色が混ざっていてもすっきりみえたり片付いているよう感じる方が多いです。これは実際に見てみないと分かりませんから、ぜひ皆さんオーナー様のお住まいの見学に行っていただきたいと思います。ホームページをご覧になっていただいてお気軽にお申込みいただければと思います。皆様も素敵なベースカラーの揃ったお住まいを実現できますように心からお祈りします。最後までご視聴いただきありがとうございました。
オーナー様邸「お住まい訪問」
実際に無垢ストーリーで家を建て、住んでいらっしゃる施主様の「入居後のお宅」を見学できます。生の声を聞くことができるので、実際の住み心地や、家づくり体験談などためになる話が聞けます。200件以上の登録あり。ホームページでは一部の物件をご紹介。展示場ではご希望をヒアリングしながら、多くのリストからお客様にあったOB様邸をお選び頂けます。
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