今日ご紹介するのは、リフォームで建て替えを行うT様邸の
家の材料を再度使用するための補修・加工作業です。
仏間の床板(とこいた)の補修作業です。
解体の際に引き上げてきた無垢の材料を加工します。
サンダーという機械で、表面の塗装や汚れ・キズを削り落とします。
床板につける框(かまち)は新たに作成しました。
先程の床板とホゾ接ぎ(※)を行うために
溝加工機を使って加工していきます。
※ホゾ接ぎ
ホゾとホゾ穴をつくり、角材を接合する方法。
反りやねじれを防ぎ、強固な接合ができる。
加工した床板と框を合わせます。
ピッタリです!
この後、サンダーで仕上げてリボスを塗装し
何日か乾燥した後に出荷となります。
研磨後の年月が経過した材料は、新しいものと比べて
落ち着いた何とも言えない味を感じられます。
引き続き、新しい家の一部として使われることは
素晴らしいなぁと思います。
工場では、このような無垢材の補修、再利用の加工も行っています。
建て替えの際は一考してみてはいかがでしょうか。