こんにちは、県庁前展示場の渡邉です。
家づくりをご計画の方で、土地探しをされている方、
身内所有の農地を譲り受ける予定の方などいらっしゃると思いますが、
市街化調整区域という言葉を耳にしたことはありませんか?
私は無垢storyに入社して10年以上になりますので、
市街化調整区域での家づくりを数多くサポートしてきましたが、苦労した思い出が多いです。
なぜかと言うと、
市街化調整区域というのは、無秩序な市街化を防止するため・農地を守っていくために定められた地域ですので、
各市町村で認められた人でないと、家が建てられないようになっております。
建築要件は各市町村によって異なりますが、基本的なところでは
『農家住宅の方』『本家の跡取りの存在』『計画地の所有年』『現住居』『新築の必要性』
『計画地以外の所有地』『宅地化した年』『その他』などがあり、
以上のことをクリアしていかないと家を建てることが出来ません。
まず、ご計画の前には上記の要件を満たしているかを確認するため、書類を揃えて役所へ相談に伺います。
一度では結論が出ないことがありますので、不足書類を取り寄せて、承認がおりるまで何度も何度も足を運びます。
上記の要件が合致して、建築を認められたとしても、
計画地に道路側溝の有無・上水道本管の有無・造成費用・測量費用・建築許可申請費用などの問題が発生してきます。
現地状況にもよりますが、上記の費用で500万円を超える場合があります。
調整区域が安いからと土地を探されている方もいらっしゃるかと思いますが、
上記の費用が上乗せされると、普通に造成済・上下水引込済みの分譲地を買ってた方がはるかに安くすんでいた。
というケースもありますので、ご注意ください。
一般の方では、敷地の調査などして、土地代以外にどれくらい費用が掛かるのか把握するのは難しいと思いますので、
まずは私共のような業者に相談されるのが賢明だと思います。どんな小さな不安や悩み事でもお気軽にご相談ください。