こんにちは。
企画の遠山です。
最近は極端に暑かったり寒かったりと気温差が激しくて嫌になりますね。
そんな時に無垢Storyの標準仕様である「低炭素住宅」について考える時があります。
「低炭素住宅」とは、夏涼しく冬暖かい家のこと。それは高い断熱性能と気密性で部屋の熱を逃げにくくしている
からです。
しかしたまに耳にするのが「断熱性能はそこそこの方がいい」という意見と「断熱性能は高ければ高いほどいい」
という意見…
一体どっちが本当なんでしょう?
断熱性能のメリットとデメリットを調べてみました!
メリット1 ■ 断熱はヒートショックを起こしにくくする
ヒートショックとは、室温の変化によって血圧が急激に上昇したり脈拍が早くなったりする現象です。
急激な温度変化で血圧が変動し意識を失ったり、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞など様々な病気を引き起こす
ことも。
一方で断熱が十分な家は、冷暖房で調整した空気が逃げにくいので、部屋の温度差が出にくくなります。
ヒートショックを未然に防ぐには、部屋ごとの温度差をなるべくつくらないようにすることが大事です。
メリット2 ■ 断熱は風邪をひきにくくする
断熱性能が高いだけでも、ウィルスが好まない環境が作れます。例えば冬に流行するインフルエンザなどは、
湿度が低いほど繁殖していき、湿度が約50%を上回ると激減していきます。つまり、乾燥しがちな冬場は
加湿すれば菌の活動を抑えられますが、断熱が足りていないと、せっかく加湿しても家の隙間から湿気が
逃げて行ってしまいます。気密性を高めると室内の湿度をコントロールしやすいので、結果風邪をひきにくく
なるのです。
メリット3 ■ 断熱は体調不良を改善させる
ぜんそくやアトピーなどの原因は様々ですが、中には結露によるものもあります。結露が発生しやすいと、
カビがはえダニが繁殖してしまい、喘息やせきなどの症状が出てしまいます。結露が起こるメカニズムは、
窓の断熱性能にあります。主に冬に起こりやすく、外気との温度差で窓ガラスが冷えやすくなり空気中の
湿気が水滴に変化します。一枚ガラスのお住まいは内窓(ペアガラス)に変えるだけでも、結露は起きにくく
なります。
断熱性能の高い家に入居してから、症状が改善されたケースも多いようです。
デメリット ■ 高気密高断熱は結露に注意?
「高気密」とは「建物の内と外で空気が入れ替わらない事」です。もし冬場に換気せず締め切った状態で
過ごすと、湿気がこもりやすいことになり、窓が結露してしまうことに。室内で発生した湿気はこまめな
換気で追い出しましょう。高気密とは「換気をコントロールできるように設計された家」のことでもあります。
むやみに湿った空気が外から入り込んだりすることがないので結露が起きない環境を作ることができるのです。
結露対策1【換気をする】
漆喰の調湿効果でも取りきれないほど室内に水分がある状態です。
家の中で発生した湿気は外へ逃がしましょう。
結露対策2【暖房器具を見直す】
石油やガスを燃料にしたストーブ・ファンヒーターは水蒸気が大量に放出され、結果結露してしまいます。
FF式のストーブやオイルヒーター、エアコンなどの電気式暖房器具を使用しましょう。
いかがでしたでしょうか。
実際に断熱をするほど健康的になるなどの効果が得られる事が分かりました。
また、暮らし方でデメリットもなくなるのではないかなと思いますので、結露がひどいと感じた時は
試してみてください!
皆さんも新築や大改装をするときは、ぜひ断熱のことも意識してみましょう。