こんにちは。監督の奥村です。
さて、今回は「漆喰(しっくい)の調湿効果」についてのお話です。
漆喰には調湿効果があることはご存知でしょうか。
無垢Storyの標準仕様として謳っているので知っている方も多いと思います。
しかし一部では漆喰の調湿効果は相当な質量がなくては期待できないなどの情報もありますが…本当でしょうか。
漆喰は調湿性がありますが、実は調湿建材ではないのです。JIS規格によって調湿建材と呼んでもいい基準が
定められていますが、漆喰はこの基準を満たしておりません…
「じゃあ漆喰にしても全然イミないじゃない」なんて、思われるのはまだ早いです。
漆喰の調湿効果を確かめる実験があり、漆喰を内側に塗った箱にお湯の入ったコップを入れて密閉します。
対照実験でビニルクロス貼りの箱も用意…密閉すると湯気で箱の内側に結露ができていきます。
しかし4時間後には漆喰の箱の結露は消えてなくなっていたのです。
箱の内側が漆喰かビニルクロスかだけの違いなので、箱の中がサウナ状態でも漆喰はちゃんと湿気を吸収して
くれているということです。
実際漆喰の家に住んで1年のお客様も「梅雨のジメジメがなく、窓の結露もなかったです」という声も頂いて
いるので、私たちが普通に生活するうえでは漆喰で十分調湿できるのではないでしょうか。
たまに、OBのお客様で「漆喰なのに結露する!」とおっしゃる方も聞きます。
そんな時は、一日一回部屋を換気をしてみてください。
漆喰が吸収した水分はずっと漆喰の中にいます。窓を開けて換気する事で、吸収した水分が排出されて、
また水分を吸収する事ができるようになります。
冬場に結露する場合は、使ってる暖房器具が水分を出しているかもしれません。
「暖房で水分がでる?」ぴんと来ないかもしれませんが、石油ストーブ、石油ファンヒーター、ガスストーブ、
ガスファンヒーターは、化学反応の関係で湿気を出してしまいます。漆喰が湿気を吸収するスピードを超えて
湿気が出続けるので、結露してしまうのです(FF式と呼ばれるものは湿気を放出しません)
無垢Storyのお住まいは断熱もしっかりしてますので、エアコンひとつでも全然暖かいですよ^^
山喜建設で住宅の内装リフォームをして壁・天井仕上げを漆喰塗りにされたお客様からは夏はカラッとしていて
冬は乾燥が気にならなくなったとの声をいただいております。
私自身も工事前と完了後の環境の変化を感じ、やはり漆喰には調湿効果があるのだと実感できます。
無垢Storyでは、入居後のお住まいを訪問して生の声を聞くことができます。
実際の住み心地や、家造り体験談などを聞いてみてはいかがでしょう。
詳しくはお近くの展示場にて弊社営業へお尋ねください。