こんにちは、本社の北野です。
さて、今回は丸太のお話です。
先日、本社に大きな丸太が入りました。
丸太の末口(すえくち)50~60cm、元口(もとくち)は70~80cmと
なかなかお目にかかれないサイズの杉丸太です。
末口、元口ってあまり聞き慣れない言葉ですが
これは丸太の大きさを表しています。
丸太を伐採すると切り口が2つできますが
木のてっぺん側を末口といい、根元側を元口といいます。
家づくりで柱を建てる際は、根元の方が赤身(密度が高い部分)が多く
太くて重いので、元口側を下にするのが常識とされています。
末口と元口を逆さにすることを「逆木(さかぎ)」といい
逆木は家に不幸をもたらすと言われているので
大工さんは特に気を使って柱を建てられます。
同じく、屋根の垂木(たるき)も軒先に元口がくるように
揃えられています。
話は戻り、本社に搬入されたこの丸太ですが
まずは、機械で製材され
間隔を空けて桟木を置いた上に木材を並べ、何段にも重ねる
桟積みをして、約1~2ヶ月自然乾燥させます。
さらに乾燥機で10日程乾燥させて含水率5~10%代にします。
その後、加工されて家や家具などの材料として利用していきます。
この様子は本社工場見学にてご覧いただく事が出来ますので
ぜひお越しくださいませ!
本社・北野