こんにちは。
監督の杉山です。
最近ですが、無垢Storyで第三者による断熱施工後の検査を受ける事となりました。
在来工法・ツーバイフォー工法、どちらもこの断熱検査を行う事になります。
今までの外部機関による検査では、基礎配筋が正しく施工されているかの「基礎配筋検査」、構造や金物の
施工状況を確認する「構造躯体検査」、防水処理を見る「防水下地検査」の3つを行っていましたが、
新たに、断熱材が正しく機能しているかを見る「断熱検査」を今後していくことになります。
実際の現場を利用して検査員さんによる施工の勉強会を大工さん交え受けました。
今回は新しく行う断熱検査についてのお話です。
弊社では、住宅の断熱材を在来工法では天井・壁に吹付ウレタン断熱、ツーバイ工法ではグラスウールを
使用してます。
断熱材は外壁面・天井・床下と、至る所に施工してあります。
検査は場所によってチェックする項目が異なります。どの様な検査内容なのでしょう?
◇外壁面の断熱材
グラスウールは丁寧に施工しないと、重力で下がってしまうので必ず確認します。
チェックすべき項目は…
・必要な箇所に施工されているか
・断熱材と断熱材の間に隙間はないか
・コンセント周りに隙間はないか
・外壁を貫通するもの(配管など)の周りに隙間はないか
・断熱材留め方
・グラスウールの場合は、断熱材がずれ下がりや耳の重ね止め
・発砲系の場合は、厚さが十分か
断熱材がしっかり機能するような施工をしているかをチェックする事で、お客様が安心できる家づくりが
できるのではないかなと思います。
◇屋根裏の断熱材
屋根裏の断熱材は、屋根面で断熱するか天井面で断熱するかで見る箇所が少し変わります。
・屋根面で断熱している場合
断熱材の隙間や妻側の断熱施工の有無
・天井面で断熱している場合
断熱材の隙間や乱雑に置かれていないか
◇床の断熱材
床の断熱材は、床下に入って確認します。床下の断熱材が下に落ちてしまっている事が多いので注意して
確認します。
・断熱材に隙間がないか
・垂れ下がりや落下はないか
断熱検査では、どの箇所も基本的に隙間がないかを細かくチェックしていくことになります。
隙間があると、そこから風が通り断熱材の意味がなくなるからです。
第三者機関からの検査という点も安心感があるかと思います。こうしてより断熱性能の高い住宅造りを
していきます。