こんにちは。
今回は、斜線制限について
簡単にご紹介させていただきます。
斜線制限には
・隣地斜線
・道路斜線
・北側斜線
・高度斜線 などの制限があります。
一般的に2階建てまでの戸建住宅には
道路斜線と北側斜線、高度斜線が規制の対象となってきます。
ここでは、ほとんどの建築地で対象となる
道路斜線についてお話しさせていただきます。
道路斜線は、道路からの距離に対して高さを制限する基準法です。
《図1》 ↑ クリックで拡大
《図2》 ↑ クリックで拡大
一般的な敷地に、図1のように建物配置をした場合
道路と敷地との高低差や道路の幅によって状況が変わってきますが
図2のように道路斜線にあたってしまうことがよくあります。
斜線の勾配はほぼ1:1.25が多く
まれに1:1.5の勾配もあります。
このような場合、一つの対策として
《図3》 ↑ クリックで拡大
《図4》 ↑ クリックで拡大
図3のように道路からの建物までの距離を多くとって配置することで
図4でわかるように、斜線制限をクリアできます。
これから建てる建物だけでなく
同じ敷地にある既存の建物にもこの規制が
かかってきますので注意が必要です。
根本的な対策を簡単に述べましたが
このほかにも対策はあります。
敷地の状況、道路の状況、既存建物の状況等多方面から考え
ご提案やお手伝いができれば幸いです。
一軒一軒、必要に応じた事前調査もいたしておりますので
まずは敷地調査から無垢ストーリーにご用命下さいませ。
地域・地区によって規制がかかる北側斜線や高度斜線については
次の機会でご紹介したいと思います。
岐阜事業所・後藤(設計)