こんにちは、本社の田口です。
さて今回は無垢家具の扉の【反り止め】についてのお話です。
自然素材である無垢材で作る家具は
空気中の湿気を吸って伸び縮みします。
湿度の多い梅雨~今くらいの時期は、特に大きく伸び縮みする時期です。
その為、家具の扉には反ったり伸縮しても良いように
いくつかの工夫がなされています。
その一つが今回ご紹介する【反り止め】です。
扉の裏には、その扉で使用している材種よりも硬くて強い木を
扉の木目と交差するように埋め込んであります。
扉の表 扉の裏 上下に木が埋め込まれています。
こうすることで扉の伸縮を押さえることが出来、湿気が多い梅雨時も乾燥した冬でも
伸縮や反りが抑えられ、扉がスムーズに開閉できるようになります。
それ以外にも無垢の家具、テーブル、イス等には
見えにくい裏側などに様々な工夫がされていますので
そんなところを気にしながら家具を見てみると
意外な発見があって面白いかもしれませんね。
本社・田口(BE-WOOD)