こんにちは
本社、塗装の細江です。
先日、母校の小学校で創立50周年の記念式典が行われました。
50年の歩みを貴重な写真などで振り返り、改めて母校の歴史を知る事が出来ました。
また、第1期卒業生のソプラノ歌手、下垣真希さんによるトーク&コンサートも行われました。
地元出身ならではの話しや、本場で鍛え抜かれた歌声に、とても感動していました。
当日は様々な世代の地域住民も集まり、懐かしい思い出話に花を咲かせていました。
さて、今回は新作建具のお話です。
本社工場では数ヶ月前から新作建具の開発に取り組んでいます。
「無垢で低価格」の建具を作るために、企画、製作、塗装を1から見直し中です。
新たな建具部材には、これまで家具や棚板でなどに多く使われてきた「桐」で試作しています。
柔らかな木肌で、軽くて狂いも少なく扱いやすい木材です。
しかし木地が白い為に、これまでの塗料を使用すると、仕上がりが明るくなり過ぎてしまいます。
そこで新たに調色を行い、桐専用の塗料を作りました。(左、中央が桐材:右が杉材)
建具、枠付きカットサンプル(左、他社メーカー:右、BE-WOOD製)
他社メーカーの建具は化粧プリントを貼っただけで、中身が空洞なのがわかりますね。
安価な化粧プリントは傷ついたり、剥がれたりしたら修復出来ません。
「桐」は柔らかく復元力が高いため、多少の傷や凹みは修復出来ます。
家具などに使われている事でもわかるように、保湿性に優れ抗菌作用もあるので、
カビなどの発生を抑制して、部屋の空気を綺麗に保ってくれます。
また木材の中でも熱伝導率が最も低いのが「桐」です。
周りの温度に影響されにくいため、断熱性にも優れています。
こちらはまだプロトタイプになりますが、キャメル、ショコラ、ビターの3色揃いました。
早くお客様の手元にお届けできるよう日々試作を繰り返しています。