こんにちは。
本社の矢澤です。
2月も終盤となり、雪も溶けて日中は少しずつ暖かい日が続くようになりました。
暖かくなってくるのは嬉しいですが、この時期から心配なのは花粉。
花粉症の自分にとっては予防が大変になりそうです…
さて今回はドアの蝶番についてのお話です。
ドアの開閉に必要なのが『蝶番』と言う金物です。
ホームセンターに行くと、使用する場所により形や種類が色々とありますね。
DIY女子たちにもおなじみではないでしょうか?
今日はその中でも、弊社の住宅によく使用している蝶番をご紹介します!
1 蝶番
オーソドックスでよく見かけますよね。アンティークな形など、デザインの幅も広いです。
大きいものから小さいものまで幅広い取り揃えです。
上の写真は玄関戸用の蝶番ですが、とにかく大きくて頑丈です。
防犯のためにも重たく丈夫に作られている玄関戸を支えるのには、開閉の金具も頑丈でなければなりません。
だから玄関戸の重量に耐えられるものになっています。
たまにDIYで見かけるのは、扉を閉じた時にネジが見えてしまう取付け方…これはNGです。
正しくは上の施工事例のように、扉が閉じた時にネジ部分が見えない様にする取付け方。
飾り蝶番の場合は、デザインを表に魅せたいので、この限りではないのですが。。。
見た目もキレイに見えますよ!
2 フラッシュ蝶番
さっき紹介した蝶番とは形が違いますが…これは上の蝶番より取付がラクチン!
なぜか分かりますか?
実は、普通の蝶番はしっかり閉じると金物の厚み分扉に隙間が空いてしまうんです。
だから私たち職人は取付位置に厚み分の溝を掘ってピッタリ合わせているんです。
でも!!このフラッシュ蝶番なら厚み分溝を掘る事はありません!良心的!
こちらも用途に合わせて様々な大きさがあります。
3 幡蝶番
紹介した2つと違い、抜き差しで分離できるタイプの蝶番です。主に室内用のドアに使います。
なぜ抜き差しができるようになっているのか…それはメンテナンスのしやすさから。
例えば無垢の扉がかなり傷付いてきたからメンテナンスしよう!となった時。
取り外して寝かせた方がやりやすいときもありますよね。でも、わざわざ蝶番のネジを緩めないといけない
のは大変…
でも、この幡蝶番ならネジを緩めずドアの取り外しが可能なんです。
扉を寝かした状態でメンテナンスできるので、取り外しのためだけにドライバーを持ってくる必要は
ありません。
しかも建てつけの調整もできます。
扉を固定しているネジ以外に調整のためのネジも付いているんです。ドライバーで回して自分でも調整が
できるのでぜひチャレンジしてみてください。
4 スライド蝶番
これはいいですよ。DIY女子さん必見。
なぜいいかというと、蝶番ってそもそも取付けると外から芯が見えるんです。
でも!このスライド蝶番はまず見た目外側に蝶番が見えない!扉をかぶせて取付けようと思うと欠かせません。
枠がないスッキリとしたデザインになりますよ。
しかも幡蝶番同様、建てつけの調整がしやすいのもポイント。
開けた時も、気持ち大きく開くので物の出し入れがしやすいです。