こんにちは、本社工場の向野です。
今回は木材部品の表面仕上げの種類についてです。
下呂本社工場で加工している木材は多くが塗装、着色していますが、塗装前の加工の仕上げとして3つの仕様があります。
1つ目はプレナー仕上げです。
木材をプレナー(電動カンナ)にかけて、表面の凸凹を削りおとした仕上げです。
プレナーよりさらにきれいに仕上げる超仕上げ加工もあります。
光沢がでるほどの仕上がりです。
ただ塗装のとき、塗料の浸透がしにくく、はじいてしまうのでラテ色のような着色の薄い仕様に多くつかわれます。
2つ目はサンダー仕上げです。
プレナー加工したものにサンダー(研磨)をかけたものです。
サンドペーパーで磨き、塗料の浸透・着色がしやすくする仕上げです。
3つ目はランバー仕上げです。
この仕上げは表面をバンドソーなどで荒れた仕上がりにして、サンダーよりも塗料の浸透・着色がよくなるように
したものです。
外部のウッドフェンス、ウッドデッキ、ラナイ材など、より浸透させたい、濃い着色をしたい材料に多く使われています。
以上の3種類が用途・仕様によって使い分けされています。
写真では分かりにくいかと思いますので、ご興味がありましたらぜひ、展示場で見比べてみて下さい。
塗装した状態でも触感など違いがありますので、見た目だけでなく肌触りもご体感いただけます。