こんにちは、本社の細江です。
さて今日は建具のリユースについてのお話です。
昨年末、本社工場に何点かの時代建具が入って来ました。
これらは新築の家で使用するということで
施主様自身が購入され、工場に持ち込まれたものですが
補修を終え、無事現場への搬入となりました。
年代物の格子戸や欄間、欅で出来た蔵戸などもありました。
今は、アンティーク家具や建具の専門店も多く
インターネットのオークションなどでも気軽に購入することが出来ます。
欄間(補修前)
こちらの欄間は菱組子に麻の葉が組み込まれた繊細なデザイン。
組子とは釘や、のりを一切使わず木を組み付ける技法で
少しでも寸法が違うと完成させる事の出来ない
大変高度な技術を必要とされるものです。
欄間(補修後)
新築の家で浮かないように、部屋全体の統一感を考えて
ビター色に塗り替えました。
格子戸
洗面からホールへの廊下には格子戸を採用。
ちょっとわかりづらいですが、使い勝手を考えて
手掛けの位置をずらしてあります。
蔵戸
白壁と重厚感のある蔵戸、雰囲気がありますね~。
上質な無垢材で作られた家具や建具は
このように磨いたり補修していつまでも使うことができます。
私たちが手掛けている家具や建具も何十年後、何百年後に
補修され、磨かれて使い続けられていたら素敵ですね!!
無垢ストーリーでは注文住宅ならではの
設計やデザインのみならず、昔ながらの熟練の技を
現代ににうまく活かすことの出来る技術とアイデアで
お客様のご希望に沿えるよう、日々努力しています。
アンティーク物を新居に採用したいとご希望の際は
是非一度、無垢ストーリーにご相談ください。
本社・細江