こんにちは、本社の田口です。
今回は古材で作る家具についてのお話です。
先日、O様邸のダイニングテーブルとベンチを作りました。
材料はO様の古い家を解体したときに出た古材です。
こちらの厚鴨居や大黒柱などを使用しました。
家具の部材にするために製材で引き割ったものです。
あちこちにホゾ穴やミゾ等
家の骨組みとして使われていた名残りが見えます。
ちなみに今回の古材は
桧と松と栂の3種類の樹種がありました。
製材前にどの材料を、どの家具の何処の部材として使うか
おおよその目処を立てていますが
製材後に、ホゾ穴を避けたり木目を見ながら
最終的にどの部材を使うか決めていきます。
真っ黒だった古材も、製材し、加工を進めていくと
こんなにきれいになってきます!
こちらはダイニングテーブル。
木目がとてもきれいな栂の天板です。
古材から作ったとは思えないですね!
でも・・・
古材なのでテーブルの裏など見えない所には
ホゾ穴などの跡が残ったりしますが、これも愛嬌です(笑)
古材が新しく家具に生まれ変わって
また何十年と使っていただけるのはエコだし
何より思い出も残ります。
家具を担当するものとしてもとても嬉しいです。
伐採された後もこうして生きていく木って
すごいですね。
本社・田口(Be-Wood)