こんにちは!
いつも元気な名古屋東展示場の鈴木です。
さて、今回はある記事が気になりましたのでその話題を。
「秋田県の入浴死、交通事故死の5倍…厳寒期に6割発生」
(読売新聞(ヨミドクター)2月16日(火)12時10分配信)
冬場の入浴事故による死者が後を絶たない。
秋田市消防本部の救急救命士でつくるグループの調査によると
2014年までの3年間、秋田県内の入浴事故による死者は毎年200人を超え
交通事故死者の5倍近くに上っているという。
同本部は、体への負担が大きい42度以上の湯に入ったり
10分を超える長い時間つかったりといった入浴を控えるよう促している。
“ 家庭内事故 ”
これは秋田市のみならず、また入浴事故だけには留まらないんですよ。
「家庭内における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数・構成割合」
資料1/年齢別死亡数
資料2/構成割合
引用/厚生労働省HP
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乳幼児や高齢者のような危険回避能力の劣る層に多く発生している
家庭内事故を減少させるための方策を考えることは、少子・高齢化が進む社会にあって
ますます重要となってくる。
家庭内事故?その実態を探る
1.人口動態統計にみる家庭における不慮の事故死
(1)乳幼児や高齢者の家庭における不慮の事故死は、交通事故死より多い
(2)乳幼児の死因のなかで、家庭における不慮の事故死は2位
(3)家庭内の不慮の事故死では「誤飲による窒息」、「溺死・溺水」が多いが
階段等からの「転倒・転落」も多い
(4)0歳では「誤飲による窒息」、65歳以上では「溺死・溺水」の割合が高い
2.危害情報システムにみる家庭内事故の実態と特徴
(1)事故にあった人の年齢は0?4歳が突出している
(2)低年齢層では男性、高齢者では女性が多い
(3)事故発生場所は「居間」、「台所」が多いが、「階段」も多い
(4)事故の内容は「擦過傷・挫傷・打撲傷」が最も多く、「刺傷・切傷」「熱傷」と続く
(5)事故の程度は「軽症」が圧倒的に多いが、なかには「重症」の人、死亡した人も
(6)事故にかかわった商品等では階段が圧倒的に多く、次いで包丁、たばこと続く
(7)「軽症」から「重症」までは階段がそれぞれ第1位、「重篤症」「死亡」では浴槽がトップ
3.危害情報システムにみる住宅関連事故
(1) 階段の事故
(2)浴室(風呂場・浴槽・シャワー)の事故
(3)床・畳・敷居の事故
(4)玄関の事故
家庭内事故の防止に向けて
以上みてきたように、家庭内事故は、乳幼児や高齢者に多く発生しているのが最大の特徴である。
しかも乳幼児や高齢者の家庭における死亡事故は、社会問題化している交通事故死より多いことに
まず注意する必要がある。
家庭内で事故の起きている場所は、「居間」「台所」が多いが、「階段」「浴槽・風呂場」も多い。
家庭内事故のうち、「階段」「浴槽・風呂場」などの住宅関連事故は3割を占め、その他の商品と比べ
けがの程度が重いものが多く、高齢者の事故の割合が高いことがその特徴としてあげられる。
家庭内で思わぬ事故にあうのは、家の中は安全なはずという思い込みと、自分の家のことは長年
暮らしているので何もかも熟知している、したがって、まさか事故に遭うなどとは夢にも考えてい
ないからではないか。その結果、安全に対する配慮をおろそかにしている、ことなどもその背景と
して考えられる。しかし、日常の生活の場で事故は起きている。
一般の家庭、特に乳幼児や高齢者のいる家庭では、まずはこのような家庭内事故の実態を認識し、
日ごろから事故にあわないよう配慮してほしい。
今後、社会の少子・高齢化が進む中、このような事故の未然防止対策を考えることはきわめて重要である。
関係者の事故防止に向けた対策を望むものであるが、当センターにおいてはこの1999年3月に完成した
「家庭内事故解析棟」を有効に活用しその問題解決に向けての方策を検討することとしている。
引用/国民生活センター
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このように締めくくってますが、家づくりの時点で回避できる問題も数多くございます。
注意をするのが一番ではありますが少しでも事故を事前に減らすことも家族の責任だと思います。
住み心地が良く光熱費削減やメンテナンスフリーももちろん大切な事です。
また、消費税増税や住宅ローン金利もご心配だと思います。
家庭内事故を含め様々な角度から家づくりのご提案をさせて頂きたいと思っております。
どんな事でも構いませんのでお近くの展示場にてご相談下さいませ。
お客様にとってより良きアドバイザーとの出会いがありますように。
名古屋東展示場・鈴木(ハウジングアドバイザー)