こんにちは。各務原展示場 営業の加藤です。
猛暑を乗り越え、やっと過ごしやすい季節になってきましたね!
行楽シーズンを迎え、先日岐阜県多治見市にある多治見市モザイクタイルミュージアムに行ってまいりました。
こんもりとした「土の山」のような建物につづく一本道…とてもインスタ映えしますね~
(写真がヘタですみません汗)
実はこの多治見市、タイルの生産量が日本一!美濃焼タイルとして全国に知られていて、
その歴史は悠に1世紀を超えます。
多治見でタイル製造が花開く土台になったのは、
この地域で1300年を超える歴史を持つ「美濃焼」の技術や伝統と言われています。
大正から昭和の初めごろ、モダン建築の隆盛に合わせてタイルの需要が高まり、
それに伴ってタイルの生産量は増えていきました。
その頃、多治見市(旧笠原町)では全国に先駆けて美濃焼の技術を生かして
磁器質の施釉モザイクタイルを誕生させます。
施釉された磁器質のモザイクタイルは、
高い耐久性・耐水性だけでなく色や形などのデザインの幅が広く、全国に普及していきました。
さらに戦後の好景気のなかで、技術・デザインともさらなる発展を遂げていきます…
と能書きはさておき、モザイクタイルミュージアムの見どころは歴史的展示物だけではなく、
建物内のいたるところにあるタイルのオブジェや壁面に施されたモザイクタイルによるモザイク画
そして様々なタイルのサンプルの展示です。
最上階にある半屋外のスペースには、壁や天井一面をモザイクタイルで仕上げられた空間が広がっており、
展示されているオブジェには様々な形のタイルが使われていて見応えじゅうぶん!
可愛らしい金魚がモチーフのタイル。こうしたサンプルをたくさん見ることができます。
そして、このモザイクタイルミュージアムが全国的に知られるもう一つの理由は、
その“建物”自身の独自性です!
建築史家の藤森照信氏によってデザインされた建物は、この世に二つと存在しない独特の佇まいで
外観・内観とも否応なく人々の目を引きます。
ひび割れた無骨な土壁に、陶器やタイルの破片があしらわれていてポップな雰囲気のエントランスに!
まだ行かれたことのない方は是非一度行ってみてください!
〈情報〉
多治見市モザイクタイルミュージアム
多治見市笠原町2082-5
開館時間 9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
※休館日はおよび開館時間は直接お問い合わせください
※年末年始12/29~1/3の間休館となります
さて今回は、その「モザイクタイル」についてのお話です。
山喜のカフェスタイルのお家にはモザイクタイルがとても似合います。
無垢と漆喰の空間には、本物の素材が合うんですね!
各務原展示場でもキッチンや洗面台等にモザイクタイルを使用しています。
モザイクタイルの種類は無数にあり、大小様々な大きさや形のもの、
ガラスや石のような質感のものなどなど選択肢は無限大!
タイルの使い方一つで空間の雰囲気がガラリと変わりますので、
お家のテーマやお施主様のお好みを反映させるのにとても役に立ちます。
カラフルなモザイクタイルを使うことで、明るくて華やかな雰囲気になりますね!
素材や色が違うだけで全く異なった雰囲気になるのがタイルの面白いところです。
こちらはトイレの手洗いカウンターに施されたコラベルタイル。
独特の可愛らしい形で人気のタイルです。
色にこだわって配色を指定される方もいらっしゃいます。
(タイルの種類によっては配色やタイルの配置に制限のあるものもあります。詳しくは営業にお問い合わせください)
そのほかにも壁を部分的に凹ませた「ニッチ」の背面にタイルを使ったり、
キッチンのカウンター収納の壁にシンプルなタイルを使ったりと、
アイデア次第でさまざまな場所にタイルを生かすことができます。
山喜では随時完成現場見学会を実施しています。
それぞれのお施主様の個性が生かされたタイル使いを是非一度ご覧ください。
きっとご参考にしていただけると思います!
完成現場見学会の情報は弊社HPにてお知らせしています。
みなさまのご来場をお待ちしています!