こんにちは、本社の熊崎です。
今回は【収納】についてのお話です。
僕は今、押入れユニットの製作を担当しています。
押入れパネルの作業工程です ↓
芯材の組み立て
ベニヤにボンドで貼り付け
プレス機で圧着
この押入れユニットは、ご希望に合わせて
奥行きも高さもある程度自由に設定できるのですが
確実に決まっている部分もあります。
その中の一つは中段の高さ。
無垢ストーリーではこの中段の高さは
下から80cmの位置と決まっています。
ここの部分をもう少し細かく数値で表してみますと…
中段には当然厚みがありますので
下から、中段の下側までの高さが決まってきます。
中段の厚みは約3.8cm。
つまり、押入れの下部分の有効高さは
80cm―3.8cm=76.2cmとなります。
多くのご家庭では中段から上は布団類
中段から下は収納ケースで分別収納、という
使い方をされているところが多いのではないでしょうか?
(実際、僕の家ではこのように使っております)
ホームセンターなどで収納ケースを買われる際は
この数字を意識して商品を選択されると
デッドスペースが減らせるのではないでしょか?
建築の寸法は壁の中心、つまり
柱の中心から中心という寸法で表記されます。
ですので、お仕入れの幅が図面では1820(1m82cm)と
表記されていても、実際の有効寸法は狭いものになり
さらに仕上げ材の厚みも入ってきますので、分かりにくいかと思います。
当然、高さも同じこと。
ぴったりと収納ケースなどを収めたい場合は
有効寸法を担当設計や現場監督に確認してから
購入されると良いですね。
本社・熊崎(Be-Wood)