ブログ/和室の床板のお話

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和室の床板のお話

[ Category: 本社工場 ]

こんにちは、本社の河島です。

さて、今回は和室の床板ができるまでの工程をお話したいと思います。

 


和室の床板には樅(モミ)の木や杉などの国産材を使用しています。

 

作業の流れは以下の通りです。

1) 製材機を使用し、全ての材料を同じ大きさに揃える

2) 7軸モルダーを使用し、加工する

3) 割れのひどい箇所や、抜けふしのある箇所がないか最終確認

 

150116.jpg

 まず、1の行程をご説明します。

まず材料の状態を見て、反りがある面、汚れが目立つ面、割れがある面を確認し

その悪い面を削りながら、材料を全て均一の大きさに製材していきます。

 

150116-2.jpg

【製材機】

 

製材機は、材料の表面の汚れを落としたり、曲がりのある材料の曲をなくす為に

材料の大きさを整えるなどの、大切な役割を果たしています。

その製材機を使用する前には

機械に油を差してあるか、ワイヤーが外れていないか

鋸の歯が緩んでないか、負傷していないか…

など念入りに点検を行い、問題がなければ機械を動かします。

 

150116-3.jpg

【7軸モルダー】 

 

2の行程では、7軸モルダーを使用して実加工と四面をきれいに仕上げていきます。

7軸モルダーは、一つの機械の中に7箇所刃物をセットできるので

「実加工」「面取り」「表面削り」が機械の中に材料を通すだけで

全て作業を行ってくれる優秀な機械です。

和室の床板だけでなく、刃物を変える事で

いろいろな材料の加工・面取りなどが行えます。

 

150116-4.jpg

【デジタル】 

 

加工された材料が出てきたら、デジタルを使用して

実加工の幅と厚みの寸法を確認します。

そして、最後に割れや抜け節がないかの最終確認をして行程終了です。

 

本社工場にはこのような様々な機械があるので

機械メンテナンスを忘れずに行い、知識・技術の向上を意識して

これからも作業に取り組んでいきます。

 

本社・河島

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