こんにちは、本社の河島です。
さて、今回は和室の床板ができるまでの工程をお話したいと思います。
和室の床板には樅(モミ)の木や杉などの国産材を使用しています。
作業の流れは以下の通りです。
1) 製材機を使用し、全ての材料を同じ大きさに揃える
2) 7軸モルダーを使用し、加工する
3) 割れのひどい箇所や、抜けふしのある箇所がないか最終確認
まず、1の行程をご説明します。
まず材料の状態を見て、反りがある面、汚れが目立つ面、割れがある面を確認し
その悪い面を削りながら、材料を全て均一の大きさに製材していきます。
【製材機】
製材機は、材料の表面の汚れを落としたり、曲がりのある材料の曲をなくす為に
材料の大きさを整えるなどの、大切な役割を果たしています。
その製材機を使用する前には
機械に油を差してあるか、ワイヤーが外れていないか
鋸の歯が緩んでないか、負傷していないか…
など念入りに点検を行い、問題がなければ機械を動かします。
【7軸モルダー】
2の行程では、7軸モルダーを使用して実加工と四面をきれいに仕上げていきます。
7軸モルダーは、一つの機械の中に7箇所刃物をセットできるので
「実加工」「面取り」「表面削り」が機械の中に材料を通すだけで
全て作業を行ってくれる優秀な機械です。
和室の床板だけでなく、刃物を変える事で
いろいろな材料の加工・面取りなどが行えます。
【デジタル】
加工された材料が出てきたら、デジタルを使用して
実加工の幅と厚みの寸法を確認します。
そして、最後に割れや抜け節がないかの最終確認をして行程終了です。
本社工場にはこのような様々な機械があるので
機械メンテナンスを忘れずに行い、知識・技術の向上を意識して
これからも作業に取り組んでいきます。
本社・河島