こんにちは、本社工場の向野です。
今回は木の乾燥についてお話します。
木材の板は丸太から製材された状態では
多くの水分を含んでいます。
木が生きている以上内部に蓄えられているものです。
しかし木材として使うとき、内部に含まれる水分が
乾燥によって失われていくと木材を変形させ
収縮や反りの原因となってしまいます。
反ってしまった材料です。
家具や建具など様々な形に加工する前に
よく乾燥させておかないと
完成後の製品の変形につながります。
かといって雨にぬらさないよう
屋根下で乾かすばかりではありません。
雨にあて、天日で乾かすことによって
含水率も下がっていきます。
当社では乾燥機も併用しますが
変形の少ない天日による乾燥を多用しております。
本社の工場敷地にはたくさんの木材が加工され
出荷されるのに備え、乾燥させてあります。
時間のかかる天日乾燥ですが、一番確実な方法です。
工場見学の際は、敷地内に積まれた材料を見て
乾燥について考えていただけたらとおもいます。
本社・向野