こんにちは、本社工場の向野です。
先日は各務原の事業所で当社のDIYイベントにスタッフとして参加いたしました。
普段工場では来客される方と接する機会は少ないので緊張しました。楽しんでいただけたか不安もありましたが、とりあえず怪我や事故なく無事に終了しよかったです。
また次回イベントもチェックしていただきたいと思います。
今回は7軸モルダー加工機について紹介いたします。
複数の刃物回転軸を持ち、それぞれ刃物をセット、調整することで、機内を材料が通るうちにカンナ削りや溝付き加工、面取り加工を連続して行うことができます。
工場にある7軸加工機では材料の上下面、両横面の四方を削る前半4軸と面取りなどに使う後半3軸が加工に使えます。
見ていただくのは建具枠をふちどる額縁材の加工の様子です
通す前の材料はカンナもかかっていない角材ですが、
から
に加工します。
機械に投入するとローラーで材料が送られていきます
機械内部、右から左へ材料が流れます。
赤いところが回転中のカンナ刃の軸です。右から下面、横面奥側、左側のカバーの中には横面手前側を削る刃物が回転しています。
一度で完成形に加工するとサンダー仕上げしにくいので、
このように四面削りと次の加工のための溝を入れた状態で出てきます
サンダー後、刃物のセットを変えて再度加工します。
先回の加工は四方を削る前半がメインですが、次は丸面取りなど後半3軸がメインです。
何も加工していない角材から完成形までそれぞれの軸加工をバラバラで行うと、機械投入の何倍も時間がかかりますので定型の材料を大数量作成するために活用されています。