こんにちは本社工場長の細江です。
もう12月、あわただしい師走へ入りましたが皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?
この12月まで、コロナ過であっても仕事が出来たこと、
対策をおこなってお客様宅に訪問し作業が出来たことなど、
お客様のご理解とご協力に対し、ありがたく感謝申し上げます。
最近の経済の不安定とそれに伴う物資・流通などの価格の高騰など現実と不安はありますが
いままで幾度となく困難を乗り越えてきたことを信じ、来年に向け期待したいですね!
田舎道・・紅葉も終わりどことなく寂しげです。
季節の移ろいを感じ、枯れすすきが風に揺れています。
最近、都会では季節感が薄れているといわれますが、自然は変わりなく季節の表情を変えてくれます。
今の私には田舎があっていると思う瞬間です
さて今回は中原小共同プロジェクトについてのお話です。
下呂市立中原小学校+中原地区のみなさん+下呂市中原地区集落支援委員+山喜建設(株)
下呂私立中原小学校は中原地区の出生数の減少により今年度(2022年)で閉校となります。
同じ中原地区にある山喜建設との最後の思い出つくりとして生まれたプロジェクトになり
メイドイン中原の家具を子供たちの手で! という思いで5・6年生を対象に
地元中原の木の伐採、製材から乾燥・加工・組み立て・塗装を体験し物づくりの
楽しさや難しさ、自然と人とのかかわりなどを一年を通し体験するとゆう活動です。
もちろん、子供たちの成長とともにずっと使える家具を、ということで製作する家具はスツールに決めました。
これまでのスケジュールの流れ
5月木の伐採~6月本社工場にて製材~天然・人工乾燥~11月木材の加工~12月部材の仕上げ
今年の活動として4クール行いました。
来年は組立・塗装と続きます。
思うところ・・
工場内では危険な機械や資材・騒音・粉じんなど取扱いはもちろん、
色々なことを想定し注意をして進めなければいけません。
実際に活動はポイントごとになるので
限られた時間内に子供たちにどの部分を見せて安全に体験や感動をしてもらうのか、
それに伴い子供達に合わせたシュミレーションや下準備が必要になってきます。
ですからデザイン・製作工程や組み方、加工方法など通常のお客様に、ご提供する家具製品とは当然違ってきます。
作業工程では地道な連続作業があり、作り手側を飽きさせない、楽しめる工夫をしなければいけませんし
時間内で行う、加工・組立の簡素化やそれに対する見栄えや仕上がり具合の両立が求められます。
通常行っている本社イベントとは、また違う神経を使いますね。(汗)
でも、やはり私達の根底にはお世話になった地元、中原小学校の閉校への思いと
最後の生徒には思い出つくりと共に将来に少しでも役立てる何かのきっかけにしてもらいたいという思いがあります。
そして大人になり製作したスツールを見るたびに、あの頃を思い出してほしいと思います。
来年も共同プロジェクト完結の2月まで2クールある予定でいます。
企画広報の作成した、くわしい過去の様子やこれからの活動の様子は山喜建設ホームページをご覧になってください。
詳しくはこちら→「山から家具ができるまで」
あと少し!頑張ります! では・・・