こんにちは、設計の足立です。
さて、今回は断熱材のお話です。
『 断熱材 』 と一言で言っても、柱と柱の間に施工する「充填断熱材」や
柱の外に施工する「外貼り断熱材」など、施工方法や施工部位によって
様々な種類があります。
今までの無垢ストーリーの建物では
このあたりの地域ではポピュラーな「ロックウール断熱材」
を施工していました。
【ロックウール断熱材】 施工の様子
しかし、これからの無垢ストーリーでは
全棟 『 認定低炭素住宅 』 を標準とするため
壁と天井の断熱材を、より気密化ができて施工性の高い
「 MOCOフォーム 」 という断熱材に変更しました。
「MOCOフォーム」はA液とB液を混ぜ合わせ
水を発泡剤として100倍に発泡させて吹付する
“ 硬質ウレタンフォーム ” の断熱材となります。
【MOCOフォーム】 施工の様子
壁・天井・柱に密着しています!
この断熱材のメリットとして…
・発泡させる断熱材のため、とても軽く、自己接着性がある。
自重で沈降したり脱落することが無い。
・狭い隙間でも断熱施工ができるため、断熱欠損が起きない。
・隙間なく断熱するので、気密性が向上する。
といった点が挙げられます。
デメリットとしては「ロックウール断熱材」より価格が高いことですが
これからの無垢ストーリーでは、工場生産性を高め
現場での施工時間を短縮することで、このデメリットを解消しています。
また、「MOCOフォーム」は硬質ウレタンフォームに分類される断熱材ですので
火災の時に延焼すると心配される方もみえますが
[ 防火認定 ] や [ 準耐火認定 ] を取得しているので心配ありません。
また、シックハウス症候群の原因となる物質を原料に使っていませんし
発がん性物質もIARC(国際がん研究機関)で
Group3(人に対する発がん性が分類できない)とされていますので
人体に影響が認められない断熱材として安心して頂けます。
「MOCOフォーム」断熱材は、インターネットにて発泡する動画もありますので
時間があるときに一度ご覧になってください。面白いですよ♪
これからの住宅では“省エネ性”は必ず求められる性能となります。
また、省エネ住宅にすることによって冷暖房費などの
ランニングコストを抑えることができたり、何より快適性が向上します。
「認定低炭素住宅」や「MOCOフォーム」についてお聞きしたいことがあれば
お気軽にスタッフにお問い合わせください。
岐阜事業所・足立(設計)