こんにちは、企画の浅野です。
さて今回はグリーンカーテンのお話です。
私たちの住む中部電力管内の浜岡原子力発電所が
政府の要請を受け運転を停止させました。
火力発電所が再開されるので当面は乗り切れるようですが
需要が高まる夏場の需給はどうなるのでしょうか?
やはり皆で省エネ、節電を心がけていかなければいけませんね。
省エネで、夏場の暑さを乗り切る方法として
植物でカーテンを作ることにより、省エネ効果が期待できる
グリーンカーテンがあります。
つる性の植物をネットなどに這わせて育て、窓の外などに立てかけます。
地球温暖化が心配される近年、多くの家庭でも見かけるようになりました。
ヒートアイランド現象緩和のために、都心でも多くの団体が取り組んでいるようです。
このグリーンカーテンには以下のような効果があります。
●遮光効果
一般的なカーテンと同じく遮光効果があるため
日中の直射日光が部屋に入るのを防ぐことができます。
●葉の蒸散による冷却効果
植物は成長するために、吸収した水分を葉の気孔から蒸発させています。
この蒸散作用で周囲の温度が下がるため
「すだれ」や「よしず」で光を遮るだけよりも効果があります。
●最大3.8度の差
神奈川県環境科学センターの報告書によると
2008年県内の小中学校14校で緑のカーテンを作って壁面緑化をしたところ
緑化されている室内は非緑化の室内よりも平均で1.7度室温が低く
最大で3.8度低かったという実験結果が出ています。
このように、緑のカーテンによりエアコンの設定温度を下げることができるので
省エネ効果が期待できます。
例えば外気温31度の時、エアコン(2.2kw)を使用し
冷房の設定温度を27度から28度にした場合
1日9時間使用したとして1年間で約670円の電気代が浮く計算になります。
たいした金額じゃない、と思われるかも知れませんが
それぞれのご家庭で実施されれば、大きな省エネ効果が得られますね。
この緑のカーテンは、ツタ性の植物であればOK。
その中でもアサガオ、ヘチマ、キュウリ、ゴーヤなどがよく使われています。
●ヘチマ●
葉が大きく枚数もあるため、葉が重なりあって
本数が少なくても密度の濃いカーテンが簡単にでき上がります。
●ゴーヤ
食材としてオススメなのがゴーヤ。
ビタミンCなどの疲労回復ビタミンを多く含んでいいます。
●アサガオ●
他のツル性の植物が5~6月くらいに苗になるところ
7月以降に種を植えても間に合う品種が多いのが特徴です。
お子様がいらっしゃるご家庭では植物を育てる楽しみや
自家製の食材を使う料理の楽しみまで広がります。
プランターを使用してベランダでも簡単に作ることができますので
この夏お試しになってみてはいかがですか?
また当社では、夏場の暑さ対策として
遮熱シート施工を標準仕様としています。
新築をお考えの方は、ご検討されてはいかがでしょうか?
岐阜事業所・浅野(企画)