こんにちは。
企画の遠山です。
グリーンカーテンはご存知でしょうか。
よく掃き出し窓の前でアサガオやゴーヤを育てて窓を覆っているのを見ますよね。
グリーンカーテンは自然の植物を利用したカーテンのことです。
知ってるよ、そんな事…と思ったそこのあなた。本当にグリーンカーテンのことを知っていますか?
「本当に涼しいのか?」
「育てるのが大変そう…」
「カーテンじゃだめなの?」
そんな疑問を徹底的に調べましょう。
グリーンカーテンにはどの様な効果があるのでしょう?
1、日光を遮り光が直接入らないようにする
2、体感温度を下げ涼しくする
これから来る暑い季節にはとてもありがたい効果ですが、果たして本当なのでしょうか?
◆生きた植物の日陰効果は絶大
日光を遮ることで部屋が涼しくなるなら、カーテンやすだれがありますよね。
太陽光の持つ熱エネルギーをすだれだと約50~60%、高性能遮へいガラスだと約55%カットするのに対し、
グリーンカーテンは約80%もカットすると言われているんです。
それは、生きた植物ならではの木陰効果です。
長時間日光に当たると、すだれやカーテン自体が熱くなりその熱が部屋の中へ伝わってきます。
しかし、生きた植物は地面から吸い上げた水を蓄えて、葉の表面から水を蒸発させています。
蒸発する時に周りから熱を奪うので、葉自体の温度上昇が抑えられるのです。
木陰ってなんとなく涼しく感じませんか?
それは生きた木が太陽の熱エネルギーを伝えにくくしてくれるからなんです。
◆すだれは窓の外側に置くべし
グリーンカーテンは育てなきゃいけないし、虫が付きそう!なんてお声もありますね。
そんな時は、すだれにちょっとだけ工夫をしてみましょう。
すだれにはグリーンカーテンほど日陰の効果はありませんが、置き場所を変えるだけでも全然違います。
もし、今すだれを窓の内側に付けている方は、外側へ付けてみてください!
実は内側に垂らすと、遮光はできますが太陽の熱エネルギーはガラスを通してすでに家の中へ入ってきて
しまっています。
遮光は出来ているけど、体感温度はさほど変わらないという事に…
しかし窓の外側へ付ければ、内側に吊るした時より2倍も熱エネルギーを減らしてくれます。
さらに、窓から5cm~10cmほど離して風通しを良くしたり、すだれの上から水をかけるとより効果的!
◆育てやすい植物たちは…
オススメな植物を食べられる植物と観賞用とに分けて紹介します。
~野菜編~
1、すずめゴーヤ
スズメの様に小さな身をつけるゴーヤ。食べきりサイズなので料理にも使いやすい。
2、栗坊
重さ500g程度の手のひらサイズのかぼちゃ。病害虫に強いので、栽培しやすい。
3、リル
ベランダでも育てやすいミニきゅうり。プランター栽培や鉢栽培に向いていて家庭でも育てやすい。
~観賞用植物編~
1、アサガオ
育ちがよく背丈も高く成長するので、広い範囲を覆う事ができる。2階に届くまで広くカーテンが欲しい
場合は、西洋アサガオ。あまり高く伸びてほしくない時は日本アサガオが適しています。
2、オキナワスズメウリ
白い縞模様の赤い実を付ける。小さくてかわいらしく、リースなどの飾りとしても人気。
3、フウセンカズラ
夏に薄緑がかった白色の花を咲かせ、その後ほおずきのような膨らんだ身をつける。
グリーンカーテンの様に植物を育てる事は、家族とのコミュニケーションのきっかけにも繋がります。
また、こうした遮光の工夫は、体感温度が涼しくなるので冷房費の節約にも繋がります!
ぜひこの夏は、ご家族でグリーンカーテンづくりをしてみましょう。