こんにちは、設計の石塚です。
さて、私、去る8月23日に久しぶりに東京に行ってまいりました。
みなさんご存知の、お台場フジTVです。
東京ビックサイトです。
今回の東京行きは夏休みの観光…というわけではなく
会社の命?を受けての『視察』・『研修』といったところです。
山喜建設は常に大手はハウスメーカーに負けないように
新しい情報を取り入れているんです。
というわけで、今回は『視察』の目的であったパナソニックさんの
『スマートハウス』についてお話しします。
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが
『スマートハウス』とは情報通信技術(LAN)によって
家庭で使う電気製品や太陽光発電装置・蓄電池を制御し
省エネと快適な暮らしを実現する住宅のことです。
何だか難しい表現になってしまいましたが
具体的に言うと…
従来のソーラー発電で発電した電気を、蓄電池やEV(電気自動車)に蓄えて
夜間でも使用できるようにすることに加え
エアコンや照明等を繋いでエネルギーを無駄なくコントロールして
徹底的な省エネと二酸化炭素(CO2)の発生を抑える住宅のことです。
先の3.11の大震災を機に発した電力不足により
実験段階であったものが実用段階に一気にシフトしてきた技術です。
そんなパナソニックさんの省エネ技術&省エネ製品が
たくさん展示されている『パナソニックセンター東京』です。
東京ビックサイトの隣に建っています。
この建物の横にパナソニックさんのスマートハウスである
『エコアイディアハウス』が建っていました。
この『エコアイディアハウス』では省エネで快適な暮らしを実現するための
様々な技術&アイディアが紹介されていました。
パナソニックさんの予定では、今後3~5年後には
住宅に必要なエネルギーは太陽光発電・燃料電池・蓄電池の組合せでまかない
CO2の排出量をゼロにするということです。
『パナソニックさん資料より』 ↑クリックで拡大
もちろん、今回見学したパナソニックさんばかりでなく
他の電気メーカー・電力会社・自動車メーカーも
本格的に『スマートハウス』に取り組んでいるので
今後この様な省エネ設備をハイテクでコントロールする手法を用いた住宅が
普及していくことは間違いないと思いますが
その分のコストアップが気になるところですね。
山喜建設では岐阜を拠点に断熱だけでなく遮熱という考え方を取入れたり
風通しの良い間取りを工夫することで
『ハイテク』に頼らなくても住み心地の良い住宅を造らせていただいています。
余計なコストをかけないこと&余分な設備設定しないことも
十分な『エコ』であると考えていますが、
私の個人的な考えではありますが
3~5年後には『ハイテク設備』と『設備に頼らずに快適な住み心地を実現すること』
とのバランスの取れた設計が主流になるであろうと思います。
今回見学したパナソニックさんの『エコアイディアハウス』は東京にあるため
なかなか行くことはできないと思いますが
その様な方のためにホームページで見ることもできます。
『最先端の省エネ&エコ住宅』に興味を持たれた方は是非ご覧下さい。
岐阜事業所・石塚(設計)