こんにちは、設計の後藤です。
皆様ご存知の通り、元旦に能登半島大地震で多大な被害となり、また多くの方々が被災されて不自由な思いをされておられ、心よりお見舞い申し上げます。
今回は、木造住宅の制震金物について少し触れたいと思います。法律では、これまで大地震の後に耐震基準を見直して、耐震性能の強化を図ってきていますが、はたして耐震性能を強化すれば効果が上がるのか疑問を感じます。1995年阪神淡路大震災(震度7)以降、約30年の間に震度7の大地震が新潟県中越地震や東日本大震災、熊本地震、胆振地方地震などがあり震度6強の地震を含めると17もの地震がありました。熊本地震では、繰り返しの大きな余震で被害を受けた木造建物が多かったと聞きます。
そこで、耐震も大事ですが同時に地震の揺れを軽減すること(制震)も考えなければいけないと思うのです。繰り返しの地震によって、耐震性は極端に低下してしまい被害が大きくなってしまうため、制震金物を併用して繰り返しの地震にもある程度対応できるように考える必要が出てきたと思います。
耐震等級3より耐震等級2と制震金物を併用した建物の方が、繰り返しの地震に強い結果となっています。揺れの軽減することの必要性がわかる資料になっています。
弊社では、より耐震を求められるお客様には等級3ですと間取りの自由度が狭まり、コストアップにも繋がるため耐震等級2と制震金物を併用することで間取りの自由度が広がりコスト的にも、等級3より抑えることができるのでおススメさせていただいています。
これからマイホームをお考えの方は、是非制震金物もご検討の一つに入れていただくと良いのではないかと思います。
無垢ストーリーの山喜建設株式会社では、展示場へリフォームのお客様も多くご来場頂いています。リフォームの補助金制度で、住宅省エネ2024キャンペーンや先進的窓リノベがあり、前回に続き外部開口部のリノベ(内窓取付等)は、手厚い補助制度のようです。
是非お気軽にお問い合わせ、ご相談くださいませ。スタッフ一同ご来場お待ちしております。