こんにちは、本社の熊崎です。
さて今日は木材の強度の話です。
写真は桧の垂木です。
大きさは6cm×6cmのものです。
これは当社の標準仕様での屋根パネルに使われるものですが
写真を見てお分かりのように、一本一本に芯が入っています。
つまりこの一本一本が丸太一本分になります。
40坪ぐらいのお宅だと100本程度使用しますので、
この材料だけで丸太100本を使う計算になります。
一方、こちらの写真は杉の床板です。
大きさは15cm×3cmです。
見ての通り、こちらには通常、芯がありません。
どちらのほうが強度が上かと言うと
芯が入っているほうが上になります。
強度は上ですが、芯が入っていると曲がりやすくなります。
ですので、床板のような内装部材には使いません。
芯が入っている垂木や柱などは
曲がってしまわないようにホゾ組みをしたりして
曲がりを抑える工夫をしています。
こんなところも建築中の現場見学の際に見ていただけると
良いかなと思います。
本社・熊崎