こんにちは、本社の細江初子です。
今回は、住まいのバリアフリーについて考えてみました。
ある調査で、注文住宅を建築している人の
平均年齢は38.7歳で
30~39歳で建てている人が55%を超えているそうです。
30代といえば、多くの人が子育てで忙しく
健康は気になるものの身体的にはまだまだ活力あふれる年代です。
しかし、40代を過ぎ、50代に入ってくると
成長した子供たちは巣立っていき
また夫婦二人だけの生活になっている家庭もあるでしょう。
家を建てたときには気にならなかった階段の上り下りが
高齢になってくると、だんだん苦痛に感じられるかもしれません 。
加齢によって身体の機能が衰えてくると
ちょっとした段差につまずいたり
立ち上がるときや、階段を上り下りする際に
手すりがほしくなりします。
玄関の段差は意外にキツく、外出がおっくうになりますね。
こんな手すりがあれば立ち上がる際や
腰かける際の手助けになってくれます。
廊下に手すりがあると歩行しやすくなるばかりではなく
壁に手をつかなくなるので、汚れ防止にも役立ちますよ。
トイレは前後と上下の動作を助けてくれるように
手すりを2タイプ付けたいですね。
新築時には、いざ必要になったとき手すりを設置できるよう
あらかじめ壁に下地を入れておいたり
段差の少ない設計にしておくことが理想的です。
後から手を加えることの難しい階段は緩やかな勾配にしたり
廊下の幅などは、車いすが通れる幅にしておくと良いでしょう。
意外に見落としなのが収納です。
踏み台を使わないと手の届かない棚や
かがまないと奥が見渡せない収納は不便に感じられるようです。
その結果、ものが出しっぱなしになったり
逆にしまいっぱなしになったりと、無駄が生じるようになります。
そのほかにも注意点はたくさんあります。
皆同じように年を重ねていくものです。
高齢になったとき、どのように生活スタイルが変化し
住まいのどんなところに問題が出てくるのか
20年後30年後の生活スタイルを少し考えてみることも
住まいづくりには大切な事です。
永く、安心して暮らせるよう
バリアフリーを考慮した住まいをご計画ください。
もちろん、各担当スタッフがお手伝いさせていただきますので
お気軽にご相談くださいね。
本社・細江(事務)