こんにちは、本社の熊埼です。
昨日、本社がある下呂では初雪が降りました。
積もるほどではなかったですが
やはり冬も本番!といった感じで
寒さも一層増した気がします。
今日もかなり冷え込んでいます。
風邪をひかないよう注意して
元気に年末年始を迎えたいと思います。
さて今回は国産材のお話です。
この季節になると市場では大量の丸太が出回るのですが
今年は全国的に少ないようです。
よく言われる理由に、間伐材などの細い丸太が
バイオマス燃料に使われるため、材木として流通していないことや
補助金の量が足りないため
山から切り出されていないことなどがあげられます。
日本の人工林は約1000万ヘクタールを超えると言われており
戦後に植えられた森林の多くが収穫期を迎えています。
しかし、安価な輸入材の増加が要因となり
林業に携わる人員が激減。
それに伴い、健全な森林を維持する環境が
失われつつあることも要因の一つです。
間伐などの手入れがされずに放置され
荒廃した森林では、木が丈夫な根を張ることができず
土砂災害の危険性が高まります。
大切な木材資源を守り、木材が健全に成長するための
環境作りを進め、流通を促すには
社会全体の協力が必要不可欠ではないでしょうか。
政府は国産の木材をより広く利用してもらおうと
「木づかい運動」としてPR活動を行っています。
特に毎年10月には「木づかい推進月間」として
集中的な取り組みを行うこととしています。
「木づかい運動」とは
暮らしに国産の木材を使った製品を取り入れ
日本の森林を育てようという活動。
私たちが国産材を使い、お金を森に戻すことで
間伐などの手入れが行き届いた
CO2をたっぷり吸収する元気な森林が育まれます。
また、公共建築物等にも木材利用を促進しています。
小学校や図書館、資料館といった公共の建物に
木材がふんだんに使用されているのは
こういった取り組みがあるからなんですね。
無垢ストーリーでは材木を仕入れ、製材し
ほとんどの部材を作っているので
買い付け担当者には頭の痛い悩みのようですが
やはり木に携わる者としては国産材の流通が増え
消費者がより良い国産材をどんどん使えような
そんな仕組みを国全体で作り上げていってほしいと思います。
皆さんも、マイホームを建てられる際は
是非、国産材を使って家づくりをしてくださいね。
木材に関する疑問等は、私達にお気軽にお尋ね下さい。
本社・熊崎