こんにちは、本社の熊崎路也です。
今日はプレカット加工についてのお話です。
プレカット加工とは住宅建築の木工事部分を
現場施工前に工場などで加工しておくことです。
従来は建築現場でお大工さんが木材を加工していましたが
職人さんの技量や建築現場のスペース確保
気象条件等のさまざまな不安定要素に左右されやすく
時間もかかる大変な作業でした。
機械化が進み、工期短縮や現場での産業廃棄物抑制
積算精度の向上などによるコストダウンが図れることなどから
現在ではプレカットが主流となっています。
ただ、それでも機械ではできない特殊な材料は
熟練の大工さんにより手加工にて仕上げます。
機械化が進む中でも、こうした技は必要になってきますので
技術の継承という観点から見ても
匠の技は大切に守っていきたいですね。
無垢ストーリーが組合員となっている
下呂プレカット協同組合です。
ここで加工された材料が上棟現場へと運ばれていきます。
今はこのプレカット加工が主流ですが
プレカットなんて言葉もない時代の、お城や大きな寺院などの建築の際
材料の加工にはどれ位の日にちがかかったのか・・・
考えただけでも気が遠くなりそうですが
当時の職人さんたちの腕と根気に感心させられますね。
本社・熊崎
