こんにちは 設計の足立です。
今日はみなさんご存じのヒートショックについてお話します。
ヒートショック現象…
これは「急激な温度変化が体に及ぼす影響」のことを示します。
よく暖房のきいた暖かい部屋から廊下やトイレにいくと
体が「ゾクゾクッ」とすることがあると思いますが
これもヒートショクの一種なんです。
室温の変化によって血圧が急激に上昇したり下降したり
脈拍が早くなったりする状態になり
心臓に大きな負担をかけています。
そのため、心筋梗塞や脳血管障害などといった命の危険にさらされることもあります。
では、一体どのぐらいの人がヒートショックで亡くなっているかというと…
なんと、年間の交通事故死亡者より多くの方が
ヒートショックで亡くなっているそうです。
ヒートショックの事は知っていても
「ヒートショックは高齢者だけだから」と思っている人も多いと思います。
実は、高齢者ではなくても20代・30代の人や
子供でもヒートショックを起こす可能性があります。
また、糖尿病・高血圧や肥満気味の人だと、より起こりやすいそうです。
では、対策をどのようにしたらいいのかですが…
第一には、みなさんご存じのとおり
家全体(特にトイレ・脱衣洗面室)の温度差を小さくすることです。
これから新築やリフォームされる方にオススメなのが
蓄熱暖房を採用する という事です。
弊社では、土壌蓄熱として「サーマスラブ」や
蓄熱暖房の「ユニデール」などの施工をしています。
今の断熱やサッシの基準だと、20~30年前の住宅に比べて
朝の温度が2℃以上高く、気密も良いので
効率よく家中を温めることができます。
あまりコストを上げずに、だけどヒートショックを防ぎたい
という方にオススメなのが、洗面やトイレなど
ヒートショックを起こしやすい空間を暖房してあげることです。
最近では、インターネットやホームセンターなどで
気軽に購入することができる物が多くありますので
一度検討をされてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私も昨年の冬から水まわりの暖房を導入しました。
我が家は築30年以上の木造住宅ですが
冬場のお風呂や洗面所がとても寒くて
毎年、冬のお風呂は苦痛でした。
洗面所に暖房を設置しようと思い、いろいろ調べてみたのですが
子供がまだ小さいこともあり、床に置くタイプの暖房や
ハロゲンの暖房は火災の可能性もあると思い
なかなか良いものがなかったのですが
ハロゲンを使用していない壁付け暖房機を見つけて購入してみました。
インパクトドライバーを使って30分ほどで作業完了!
簡単に取り付けられました。
使ってみた感想ですが、確かに寒くはないけど
すごく暖かいわけでもないといった感じです…。
でも以前のような「冬のお風呂は嫌」という感じはなくなりました。
費用も4万円弱で済んだので、とても良かったです。
ドライヤーにもなって便利ですよ♪
現在、検討されている方がみえたら参考にしてください。
ヒートショックは全国どこでも起こる可能性があります。
岐阜・愛知の寒冷地ではない地区でも
新築・改装をご検討中の方は、ぜひご相談下さい。
岐阜事業所・足立(設計)