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地盤改良のお話

[ Category: 家づくり ]

こんにちは、営業の鈴木です

 

 

 

今回は地盤改良のお話です。


 

家を建てる際、基礎など強固なものにして
しっかりとした安全な家を建てたいと誰しもが思っていることでしょう。
でも、その基礎が作られる下、地盤のことまで考えていますか?

今まで家が建っていたから大丈夫!というわけにはいきません。

地盤改良が必要かどうかは
地盤調査をしてみないと分からないのです。
地盤改良が必要になるであろうことを見越して
資金計画を立てておくことが賢明です。


改良工法は、地盤の状況に応じて工法が違ってきます。
一般の住宅では、主に次の3つの工法があり

それぞれ、費用も違います。


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【表層改良】
軟弱地盤の層が地表から2メートル以内の場合に軟弱地盤層の強度を上げ
下部の良好地盤層と一体化させて支持地盤を造る工法です。
改良範囲は建物の外壁面より50センチ外側まで行います。
改良深度を決める際の良好地盤とは、
粘性土でN値>3、砂質土でN値>4が連続する地層でなければなりません。
工期は通常1日から2日ほどです。
表層改良に掛かる費用は
1階の床面積が20坪程度で、深度1メートル程度を改良する場合
およそ30~50万円ほどが目安です。
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【柱状改良】
軟弱地盤が2メートル以上8メートル以下の場合に用いられる方法で
土の中にコンクリートの柱を造ってしまう方法です。
工期は通常1日から2日ほどで、施工後2~3日の養生期間を取ります。
柱の径は60センチ。1820ミリ間隔で配します。
改良深度を決める際の良好地盤とは、粘性土でN値>3、砂質土でN値>4が
連続する地層でなければなりません。
改良した柱は良好地盤に50センチ以上、貫入させます。
柱状改良に掛かる費用は
1階の床面積が20坪程度で、深度4~5メートル程度を改良する場合
およそ70~100万円ほどが目安です。


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【鋼管杭とは】

建物の地盤が軟弱な場合に地中に打ち込む鋼製の杭のこと。
深度30メートルほどまで施工可能です。
一般住宅では、外径Φ114.3ミリor139.8ミリ、肉厚4.2ミリの、
耐腐食性に優れた一般構造用炭素鋼鋼管STK-400を用いるのが最も一般的です。
工期は通常1日から2日ほどで、狭小な現場にも対応可能です。
鋼管杭の長さを決める際の先端を支持地盤は
N値≧15が2m以上連続していなければならなりません。
鋼管杭工事に掛かる費用は

1階の床面積が20坪程度で、深度5~6メートル程度の鋼管杭工事の場合
およそ110~140万円ほどが目安です。


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【Hy SPEED(ハイスピード)工法】
既存の工法のように、あらかじめ決まった杭を使ったり
地盤を補強しない工事と異なり
砕石パイルをその地盤にあうように確実な施工で1本づつ造り上げ
砕石パイルと砕石パイル周辺の地盤の支持力を複合させて
地盤の支持力を高める工法です。
 

特徴

1)地震時の衝撃に強い
   砕石パイルと現地盤で複合的に面全体で建物を支えるので
  安定した強さがあります。
 

2)環境貢献工法
   天然の砕石しか使わないので、土境汚染や環境破壊による
  周辺地域への悪影響を起こしません。
  つまり住む人の健康被害を起こしません。
 

3)産廃費用が発生しない
  産業廃棄物(コンクリート、鉄パイプ)として扱われないので
   将来取り除く必要がありません。
 

4)リユースで地球に貢献
  将来家の建て替えをするときも、同程度の家であれば繰り返し使えます。
 

5)液状化対策工法
  地震時の液状化をドレーン効果(排水効果)により抑制します。
 

6)パーフェクトな工事保証
  日本大手保証会社の認定工法です。
 

7)CO2を5000Kg削減
   砕石しか使わないことにより他の工法に比べC02の排出を少なくします。
 

8)無公害工法
  今まで施工が出来なかった地下水の多い地盤や
   セメントの固まらない腐植土の地盤
   六価クロムの出る火山灰の地盤でも、問題なく施工が出来ます。
 

9)遺跡になる工法
  セメントや鉄パイプのように劣化したり錆びたりしない、永久地盤工法です。
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当社では地盤解析専門企業【地盤ネット】に調査を依頼をしております。
 

地盤業界において、地盤調査会社が行った調査データを
第三者がチェックするという仕組みがありませんでした。
そのため、ほとんどの場合、地盤調査会社の調査結果だけに基づいて
地盤改良工事が行われています。
地盤調査会社のデータに問題があるわけではありませんが
地盤調査会社が地盤改良工事会社を兼ねていたり
地盤改良工事会社の関連会社であった場合には
安全度をかなり考慮した解析結果と
高額な改良工事がセットになっている場合がないとは言い切れません。
 

そこで公平な第三者の立場から地盤調査データを解析し
過剰な改良工事を行わないで済むようにするサービスが
地盤ネットさんの「地盤セカンドオピニオンR」です。


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地盤解析報告書の発行を受けた物件に万が一不同沈下が発生した場合には
お引渡し日より10年間、最高5,000万円まで建物の損害等が賠償されます。
 

建物はもちろんですが、大事なお家を守るため地盤はとても大切です。
これから起こるかもしれない地震の対策に備えて
しっかりと調査し、適切な補強をして頂けたらと思います。
 

詳細及びご不明な点がございましたら
お気軽にお問合せ、ご相談下さいませ。


名古屋東展示場・鈴木(営業)

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