こんにちは、本社の杉山です。
節分も過ぎ、春がそこまで・・・と言いたいところですが
下呂はまだまだ寒い日が続いています。
先週のスタッフブログで細江君が伊勢神宮参拝の話題を書いていましたが
私も1月24日に家族で参拝に行ってきました!
この日はとても暖かく、コートもいらないくらい。
平日にも関わらず、たくさんの人が参拝にいらっしゃっていました。
伊勢神宮といえば今年は式年遷宮の年ですね。
式年遷宮とは・・・
20年ごとに、内宮(皇大神宮)・外宮(豊受大神宮)の二つの正宮の
正殿をはじめ、全ての建物を新造し、殿内の装束や神宝を新調して
御神体を新しい宮にお遷しするお祭り。
その際、宝殿外幣殿、鳥居、御垣、御饌殿など計65棟の殿舎のほか
装束・神宝、宇治橋なども造り替えられます。
千三百年前から行われていて今回は62回目になるそうです。
まだシートで囲われていたので中は見えませんでしたが
今の正殿の隣に新しい正殿が建てられていました。
平成20年に架け替えられた宇治橋です。
この橋も架け替えられるんですね。
さて、この遷宮の際に使用されるヒノキは1万本以上。
長野県木曽郡の全域(上松町、木曽町、南木曽町、王滝村、大桑村、木祖村)
岐阜県中津川市の一部(神坂、馬籠、山口地区)から伐採された
木曾檜が使われていることは皆さんもご存知でしょう。
遷宮の最初の行事は用材を切り出す山の山口にある神を祭る儀式です。
この儀式は木曾ではなく古来のまま境内背後の山で行われているそうですが
今回は平成17年に行われました。
この祭事を始めとし、実に8年もの歳月をかけ
今年の10月に行事全てが終わるそうです。
その間には鎮地祭、上棟祭等工事の安全をお祈りする祭事が行われます。
今回はこの祭事についてのお話です。
私たちが家を建てる際、式年遷宮まで大掛かりなものではありませんが
地鎮祭(地祭り)、上棟式の祭事があります。
その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る
またその先の工事が安全で無事なことを祈願する
さらには未来永劫、ここで安全、健康に暮らしていけるよう祈願する
という意味をこめて行われます。
最近では簡素化するところも多くみられますが
やはりその意味を知ると、きちんと執り行ないたいですね。
これらの神事は《日の良い》日を選んで行われます。
大安、友引、先勝、先負、赤口、仏滅はカレンダーでよく見ますね。
これは六曜という暦で、もう少し詳しいものは十二直というそうです。
十二直とは建(たつ)、満(みつ)、平(たいら)など12の吉凶が記されています。
一般的には大安・友引が吉日で赤口・仏滅が凶日と言いますが
この十二直の暦で見ると、仏滅でも建築吉日となっている日がありますし
大安や友引でも建築がNGな日もあります。
三りんぼうの日も避けられます。
縁起をかついで良い日を選ぶのが定着しています。
普段は《日》の吉凶を見るなどということはないでしょうが
時々暦を見てみるのもおもしろいですね。
ちなみに・・・
三りんぼう(三隣亡) とは、この日に建築をすると
工事にかかわる大工さんが怪我をしたり隣近所に災いを及ぼす等
建築には凶と言われていますが
明治以前は【三輪宝】と書かれ、吉日だったそうです。
どこでどう変わったのでしょう?
調べてみるのも面白いかもしれませんね。
本社・杉山(事務)