こんにちは。
寒さがチョ~苦手な設計の後藤です。
今回は、家を建てる計画の敷地を
自分で測ってみる方法をご紹介したいと思います。
ひろーい敷地を所有していらっしゃる方はあまり気にしなくても良いのですが
狭い敷地で規制が厳しい住宅地では
敷地の面積は家を建てる上で非常に重要になってきます。
ですので、敷地の面積を知ることは家づくりの第一歩と言えるでしょう。
測量にあたって用意するものとして
・5m程度の巻尺(できれば30m位の巻尺)
・糸(たこ糸等)
・木杭(糸をとめるため)
・筆記用具
・メモ用紙などです。
まずは更地の測り方です。
1)境界線の距離を測ります。
2)対角距離を測ります。
3)道路幅を測ります。
図のように形状が複雑でない更地の場合は
巻尺で寸法をとるだけで敷地が測れます。
次に、建て替えの場合の敷地の測り方です。
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1)境界線の距離を測ります。
2)敷地の2点から建物の点までの距離を測ります。(三角形の寸法)
3)図のように各点を三角形の寸法でできる限り測ります。
4)道路幅を測ります。
可能であれば更地でも、建て替え敷地でも
自分の土地と周囲の土地の高低差
道路との高低差を測ることができれば大変重要な情報になります。
高低差を測るにはこんな方法があります。
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1)図のようにEの高さにあわせて糸をひっぱるか
窓の横ライン等、水平の基準にあわせて糸をひっぱります。
2)その糸を基準に、高さの違う地盤面や道路面までの距離を測ります。
3)糸から基準の地盤面まで測った高さと
それぞれの糸から測った高さとの差が高低差となります。
ちなみに境界線にブロックがあれば
ブロックの数で高さ、距離が想定できます。
標準のブロック1つの大きさは、幅40センチ・高さ20センチなので
ブロックの数をかけて算定します。
まずは自分の敷地を自分で測ってみることから始めてはどうでしょうか。
作図までできれば最高ですが
目盛った寸法をもって建築会社や設計士にご相談いただくと
より具体的に法的規制を検討しながら計画することができます。
さらに話が進めば専門家による敷地測量を依頼することをおススメします。
複雑な敷地の場合、自分で測ることは難しいと思いますので
そんな時は是非、無垢ストーリーにご相談下さいませ。
岐阜事業所・後藤(設計)