こんにちは、本社の杉山です。
今回は和室のお話です。
和室に使われている部材で鴨居や敷居
床柱などはご存知の方も多いと思いますが
他にも以下のような部材が使われています。
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1)鴨居(かもい)
戸や襖など建具の上レールの役目をする部材
2)敷居(しきい)
戸や襖など建具の下レールの役目をする部材
3)吊束(つりづか)
長い鴨居が撓まないように上部梁から吊るための部材
4)付鴨居(つけかもい)
壁部分に鴨居と同じ高さ、幅で取り付ける部材
5)畳寄せ(たたみよせ)
壁の下部と畳との隙間を埋める部材
6)長押(なげし)
鴨居の上などの側面にとりつけ、柱と柱の間をつなぐ部材
7)廻縁(まわりぶち)
天井が壁に接する部分に設ける見切り部材
8)竿縁(さおぶち)
天井板を支えるために取り付ける部材
9)床柱(とこばしら)
床の間を構成する中心的な柱
10)床框(とこがまち)
床の間を畳より高くする時に、床板や床畳の小口を
隠すために用いる部材
11)落し掛け(おとしがけ)
床の間上部の小壁下に取り付けられる部材
何気なく目にしているものにも
ちゃんとした名称があるんですよ。
和室は伝統的な日本家屋特有の畳を敷き詰めた部屋。
イグサという植物で作られた畳が敷いてあり
素足で歩けば自然素材の心地良い肌触りが楽しめ
夏は涼しく、冬は暖かいという和室の特性を形作っています。
昔はどの部屋も和室で構成されていましたが
近年では床の間のある部屋と
場合によってはそこへ続く一部屋のみを
和室とするお宅が増えています。
洋風の住宅では和室が無いところも少なくありません。
和室の用途は色々あります。
居間や寝室などの日常空間としての利用や
客間や仏間など多目的に活用できます。
和室の醸し出す雰囲気は、ゆったりと気分を落ち着かせてくれるので
新築をご計画の方は、是非プランに加えてはいかがでしょうか?
本社・杉山(事務)