こんにちは、岐阜県庁前展示場の幅です。
以前、3ヶ月間オープンハウスを行いました池田町のお宅で
先日、外構工事が行われました。
その中の【洗い出し仕上げ】についてのお話です。
駐車スペースを洗い出しに仕上げているところです。
洗い出しとは、昔からある伝統左官工法の一つ。
種石を混ぜ込んだモルタルを敷き
まだ硬化しないうちにワイヤブラシなどで表面のモルタル分を洗い流し
石粒を表面に浮き出させた仕上げのことをいいます。
混入する種石の大きさや種類(色)によって
多彩な表現ができるのも魅力です。
昔からある伝統的な左官の工法で
お寺や日本庭園などによく使われてきたこともあり
和風のイメージが強いと思われる方も多いですが
最近では洋風のデザインの一つとしても人気があります。
洗い出しのいいところは・・・
・天然石が表面部分にでているので
汚れがつきにくく、見た目が綺麗ですべりにくい
・砂埃やタイヤの跡がついても目立ちにくい
・デザインコンクリートやタイルなど、何の素材にでもよく合う
などがあります。
ベージュ系の種石を混ぜ込んだやわらかい風合いの仕上げは
ナチュラルなイメージにぴったり。
円を描くデザインが優しい表情を見せてくれますね。
直線的なデザインをグレー系の洗い出しで仕上げました。
スクエアな都市型住宅にマッチします。
古民家のイメージで仕上げられた住まいにもぴったり!
時季にもよりますが、この暑い夏では
表面のモルタルが硬化するのが早いため
洗い出す作業も早まります。
ですが、作業しているのは人間ですので
この暑さで直射日光をずっと浴びているのは辛く…
作業も思うほどスムーズには進みません。
たまたまこの池田町の現場は、日陰になるような場所はなく
本当に大変そうでした(>_<)
しかし、さすが職人さんです!
泣き言一つ言わず黙々と作業を進める姿に感心しました!!
家というのは四季を問わず建築されていますが
大工さん、左官屋さん、瓦屋さん、水道屋さん等々
携わっている全ての職人さん、この暑い中、皆様本当にお疲れ様です!
お盆休みも明け、また作業開始ですが、まだまだ暑い日が続きますので
皆様十分に水分を摂ってこの暑い夏を乗り切って頂きたいものです。
岐阜県庁前展示場・幅(営業)