ブログ/「節」のお話

STAFF BLOGスタッフブログ

  1. ホーム
  2. スタッフブログ
  3. 家づくり
  4. 「節」のお話

「節」のお話

[ Category: 家づくり ]

先日、会長夫妻を囲んで社員一同で昼食会が行われました。
 

会場は下呂温泉の奥座敷と言われている神明山荘という温泉旅館。
下呂温泉とは趣が異なり
涼しく静かな山奥の一軒宿です。
 

ほぼ一年前に、体調を崩されて静養されている会長も
元気な様子で参加頂き、社員一同安心しました。
 

120622-02.JPG

 

120622-01.JPG

食事も大変美味しく楽しいひと時を過すことが出来ました。
 

今回は木の節についての豆知識です。


 

木は生長する為に枝が必要で、その枝の跡が【節】となります。
そして節には、生きた節と死んだ節があります。

 

120622-03.JPG
生節(いきぶし)・・・枝を伐採することによりできたもので
            節の繊維が周囲と繋がっているため抜けにくい。
            製材すると枝の木口がきれいにでる。
 

桧などの生きた節はとても美しいです。

 

120622-04.JPG

死節(しにぶし)・・・自然に枯れたり折れたりした枝が
            枯れたまま幹に巻き込まれたもので
            板材では乾燥して抜け落ちてしまう。
            抜け節といわれ、木片を埋め込んで使用される。
 

節があると木材の強度にばらつきが出ると言われていますが
必ずしも弱くなる、ということにはならないようです。
日本の建築において節の無い《無節》の材料は高級品とされていて
実際、和室などには節の無い桧の柱が使われますが
やはりお値段もはりますので、全てを無節で仕上げるのは
予算的に厳しいのではないでしょうか?
 

自然の木に枝があるのは当たり前、そして節があるのは当たり前なので
節もデザインのひとつとして楽しめるような
インテリア空間、家具、建具などを造っていきたいと思います。
 

ちなみに、節の年輪を見ることで
木の先(頭)と根っこの方向がどちらかを見極めることが出来ます。
 

120622-05.JPG

どちらが根っこの方向かわかりますか?
 

応えは年輪の間隔が広い右が根っこの方向
左が先(頭)となります。


本社・今井(Be-Wood)

model houseモデルハウス【ご予約・お問い合せ先】