先日、会長夫妻を囲んで社員一同で昼食会が行われました。
会場は下呂温泉の奥座敷と言われている神明山荘という温泉旅館。
下呂温泉とは趣が異なり
涼しく静かな山奥の一軒宿です。
ほぼ一年前に、体調を崩されて静養されている会長も
元気な様子で参加頂き、社員一同安心しました。
食事も大変美味しく楽しいひと時を過すことが出来ました。
今回は木の節についての豆知識です。
木は生長する為に枝が必要で、その枝の跡が【節】となります。
そして節には、生きた節と死んだ節があります。
生節(いきぶし)・・・枝を伐採することによりできたもので
節の繊維が周囲と繋がっているため抜けにくい。
製材すると枝の木口がきれいにでる。
桧などの生きた節はとても美しいです。
死節(しにぶし)・・・自然に枯れたり折れたりした枝が
枯れたまま幹に巻き込まれたもので
板材では乾燥して抜け落ちてしまう。
抜け節といわれ、木片を埋め込んで使用される。
節があると木材の強度にばらつきが出ると言われていますが
必ずしも弱くなる、ということにはならないようです。
日本の建築において節の無い《無節》の材料は高級品とされていて
実際、和室などには節の無い桧の柱が使われますが
やはりお値段もはりますので、全てを無節で仕上げるのは
予算的に厳しいのではないでしょうか?
自然の木に枝があるのは当たり前、そして節があるのは当たり前なので
節もデザインのひとつとして楽しめるような
インテリア空間、家具、建具などを造っていきたいと思います。
ちなみに、節の年輪を見ることで
木の先(頭)と根っこの方向がどちらかを見極めることが出来ます。
どちらが根っこの方向かわかりますか?
応えは年輪の間隔が広い右が根っこの方向
左が先(頭)となります。
本社・今井(Be-Wood)