こんにちは、コーディネーターの足立です。
さて、先日名古屋で近藤典子さんが講師を務める
「片づく家」のつくり方をテーマにしたセミナーに参加させて頂きました。
近藤典子さんとは、アメニティアドバイザーとして
TV、雑誌、新聞、講演会などで活躍中の方ですので皆さんご存知ですよね。
アメニティアドバイザーとは、日々の暮らしをより快適に過ごせるように
収納術、掃除の仕方、インテリアなどのアドバイスをする仕事です。
ライフスタイルや家族構成、家の間取りは人それぞれですが
近藤先生はその人に合った暮らしの悩み、解決法を
固定概念にとらわれない独創的なアイデアでたくさん提案されています。
セミナーの内容は、現在当社で取り組んでいる5S活動にも通じるところがあり
とても勉強になりました。
今回は一部をご紹介したいと思います。
収納スペースがたくさんほしい…家を建てる人なら誰しも思う事。
収納は「適材適所に適量」がすっきり暮らす基本です。
物の量が多ければ、イコールそれだけの量を管理しなければいけなので
管理する手間や時間がかかり大変です。
まず片づく家の基本についてです。
以前、弊社の生活情報交換誌【ワイワイネットワーク』で特集を組んだので
オーナー様にはご存知の方も多いかと思いますが
基本となる考え方は
よく使う物だけ残す=適切な量のみ管理するです。
これいつか使えるかも?なんて機会は、ほとんどやってこないと考えて
処分するもののリストにくわえた方が良いでしょう。
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収納についての特集を組んだ時、はたくさんの反響をお寄せいただいていています。
皆さんの関心の高さが伺えます。
そして収納スペースをたくさん作ればいいという考え方はNGです。
適切な量のみ管理できる収納スペースがあれば十分なはずなのに
物が増えた時のためにと思って棚を買ったり
収納スペースを増やしたりすると、かえって物を管理する量が増えます。
広い納戸をつくった方には申し訳ないのですが
近藤先生曰く、納戸はつくらない方がいいそうです。
納戸は基本的に棚もない部屋です。
物を置けるだけ置いて、出しづらかったらただの使わない物の
たまり場になってしまいます。
更にどんどん物を詰め込むことが出来るので、収納環境は悪化し
使わない物がたまり、言わばゴミ置き場状態に。
既に私の家がそうなっています(汗
中には時々使うものがあるので、出す時が大変です。
収納スペースがないないと思っているかもしれませんが
知らぬ間に不要な物を増やしていませんか?
時間があれば一度整理して、収納を見直してみましょう。
無垢ストーリーでも、収納提案をしています。
標準の物入れの仕様は下記の写真通りです。
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指定がない限り、中段は床から80センチ
枕棚(奥行が浅い棚)は床から180センチの高さに取り付けます。
もちろん収納するものによってサイズを変えたり
棚板を追加したりと、お客様のご要望にお応えします。
雑誌に載っていたこんな収納にしたい!でもOKです。
ちなみにこちらは当社の施工例です。
棚板を可動にすると、収納するものが変わっても
高さが変えられるので『大きすぎてしまえない!』なんてこともなくなります。
ハンガーパイプを設置すれば、衣類がかけられますし
S字フックを使えばいろいろなものがかけられますね。
同じような押入れでも、仕切り方を変えるだけで
更に自分に合った収納スペースになります。
これから家を建てる方や、収納スペースを含むリフォームを計画中の方は
是非、参考にしてみて下さい。
無駄なく無理なくスムーズな収納計画を実現し
スッキリと暮らせる住まいを目指しましょう!
岐阜事業所・足立(コーディネーター)