こんにちは、設計の足立です。
先日、家族で【なばなの里・イルミネーション】を見に行って来ました。
天気が良く暖かかったので、見渡す限りの人・人・人…
人が多すぎて前に進めず、イルミネーションを見に行ったのか
人の頭を見に行ったのか分からなくなるぐらいでした(笑
今回のイルミネーションは630万球の電球を使用し
「日本の四季」や「光の回廊」など、とても心が癒される演出がされていましたよ。
このイルミネーションには自家発電や省電力のLEDを積極的に採用し
節電にも取り組まれているそうです。
みなさんも機会があればぜひ行ってみてください。
さて、今回はこのイルミネーションでも使われているLED照明のお話です。
最近、注目を浴びているLED
正式名称「Light Emitting Diode」の頭文字をとったもので
「光を発するダイオード(半導体素子)」をいう意味です。
LEDの最大特徴は、なんと言っても省エネです。
白熱灯と比べて約6割~8割の電気代が削減できます。
また、光源寿命が約40,000時間!
これは、一日平均10時間点灯しても約10年となります。
LED照明にはいろいろな種類がありますので
ここで、新築する際の『失敗しないLED照明選びの基本知識』の一部を紹介します。
LED照明にはいろんなタイプがありますが
「拡散タイプ」と「集光タイプ」があります。
ホールなど広い範囲に光をまわす場合は拡散タイプ
テーブルの上など光を集めて中心感をつくる場合は集光タイプを選択します。
器具自体もダウンライトやスポットライトなどがあり
集光タイプはスポットライトもおすすめです。
また、最近のLEDにはワンコア(一粒)タイプが新登場しました。
今までは、4個~9個のLEDを合せて1つの器具を形成し
60形~100形相当の明るさを作っていましたが
ワンコアタイプでは、LEDが1粒で60形電球相当の明るさを作ることができます。
LEDが1粒なので
・ムラのないきれいな光
・多重影が発生しないので、自然な影が浮かび上がる
などの効果があります。
影がシンプルなので、空間もシンプルになりますよ。
メンテナンス性ですが、今後何十年と過ごすうちにLEDも劣化していきます。
40,000時間の寿命とは、LEDの明るさが70%になった状態を示すので
白熱灯のように電気がつかなくなるとかではありませんが
安定器などの劣化があるので、日本照明器具工業会では
照明器具の適正交換時期を8年?10年としています。
そのため、LEDのランプ交換ができないタイプもあります。
その場合、器具ごとの交換が必要となります。
ただ、器具交換がもったいないという方もいらっしゃるので
ランプ交換ができるタイプなどもあります。
お見積の際、メンテナンスをどうしたいかを担当営業などにきちんと伝えるのも
失敗しないための秘訣ですね!
また、まだまだほかの照明に比べて金額が高いので
LED以外にもパルックボールなどの電気代がお値打ちな商品もありますので
それらをうまく取り入れて、全体の予算を考えながら
照明器具の計画をされてはいかがでしょうか。
岐阜や愛知で家づくりをお考えの方は、参考にしていただき
ご相談していただければと思います。
岐阜事業所・足立(設計)