3月7日、壁や天井は取り除かれ、
家の骨組みがすべて見える状態となりました。
立派な松の丸太の地棟(ぢむね)には当時上棟の時に書かれた文字がありました。
まるで今書いたかのようにきれいなままです。
木材も40年前のものとは思えない、製材したばかりの様に美しい状態でした。
立派な構造に見入ってしまいます。
今では手に入らないようなこの材を壊してしまうのはあまりにももったいないと、
リノベーションをして残していくことはこれからの時代にとてもあっていると、あらためて思いました。
外側から詰めた瓦の泥は壁をはがすとこのような状態。
泥にはひび割れを防ぐつなぎの藁(スサ)が混ざっています。
自然の力を借りた、まさに自然素材の家ですね^^
1階の様子です。
もともと和室だった、通し柱の少ない部分には、
筋交いの壁を作って補強していきます。
当時はべた基礎ではなかったので、床を取ると土が見えてきます。
丸い石は「つか石」と言って、この上に「つか(床下などに立てる短い柱)」を立てます。
このつか石も人工的に形づくられたものではなく、自然のままの石です。
LDKだったところは、10年前に一度リフォームをしているので、
補強として鉄骨の梁がついていました。
また10年前リフォームをしてLDKになった場所は水廻りだったことから
40年前のコンクリートの基礎がありました。
立派な大黒柱もきれいな状態でありました^^
これからまた何十年も家を支えていきます。